アフリカのマラウイ滞在記〜何にもわからないけど行きたいんです。〜
Selamat pagi !
コタキナバルの小さな大学に留学している(けど休校中の)ちりです〜!
今日はマレーシアから飛んで、2017年にアフリカのマラウイにホームステイをしたYさんにマラウイでの経験や出会いなど様々な質問をしました〜!
Yさんとは私が日本で学生をしていた頃に、とあるサークルを通して知り合いました。
なぜマレーシアに住んでるのにアフリカのマラウイに興味あるの?と思った方もいると思いますが、私はテキスタイルが大大大好きで、カラフルなアフリカの布にも興味があります!でも作ってる人の生活や言語は何も知らない事に気づきました。
そんな時、3年前にマラウイに行ったYさんの話しを聞いてみたい!この体験談をブログにして、レアな経験を色んな人に広めたら面白そう!と思い書きました。
写真は同じ参加者のMさんからお借りしました!
マラウイの詳細を知りたい方は外務省のホームページをご覧ください🇲🇼
Y: = Yさんの経験談
☑️=ちりのコメント
- Qなぜマラウイに行こうと思ったの?
Y: アフリカでは聞いたこともない、マラウイは魅力的で本当に何にもない、自分の中にも何もない、周りも全くないところから人と、出会って行くことにすごく魅力を感じた。変に肩に力を入れない、力を入れようがない感じ、それに一番心が吸い寄せられたのかもしれない。
今思えば、明確なものがない方が魅力的だった。知人が言ってた「何にもわからないけど行きたいんです。」に惹かれた。
〜さぁマラウイに出発!🇲🇼〜
☑️成田✈️香港✈︎エチオピア✈︎マラウイ経由と2回もトランジットをしてマラウイに行ったYさん。1日くらいは飛行機に乗ってたと言ってました。
🌊この風景はコタキナバルのタンジュンアル ビーチとも似てますね〜!
この写真を見て親近感勝手ながら湧きました!
- 〜ホームステイは誰の家に泊まるのかわからないで行った。〜
Y:首都リロングウェと、そこから車で1時間ほどの大使の故郷のカスングの二ヶ所で、ホームステイさせてもらった。
ホストファミリーとは、行くまで連絡が取れなかった。
〜家族は新婚ホヤホヤのパパとママの2人〜
Y:私にとって忘れられない体感をさせてくれた。首都リロングウェの外は暗いけど、カスングの集落の外は比べ物にならないほど暗い。布屋さんを求めてみんなで歩いていると、それは綺麗な夕日になり、日が落ちる美しさに見惚れていたら漆黒に包まれた。夜はここまで暗闇なのだと得体の知れない恐怖が、体の底から湧いてくる。と、隣にママがいる、手を握る。なんという安心感だろう。ママは好きになろうとして好きになるんじゃない。好きにならずにはいられない存在、それがママ。
〜祈り〜
Y:人間が自然の一部だという実感は、至るところで感じた。
マラウイは敬虔なクリスチャンが多く、私のマラウイの家族もそう。食事に感謝し、神に感謝してた。
宗教は形だけのものだと思っていたけど、生きることと繋がっていると初めて思った。
〜☆☆☆〜
Y:マラウイは世界の最貧国の1つと言われていて、確かに私たちが便利だと感じている、いろんなものがなかった。それでも人間ってこんなにたくましく生きていけるんだと、人間力、生きる力を見せつけられたマラウイだった。だけど1人で生きていけるほど、ここでの生活は甘くないから、家族・親族が助け合って生活をしていた。踊りがあって歌があった。笑顔があった。
たった10日間、マラウイのホストファミリーや関係者の皆さんに守られて、過ごした私たちが見てきたものはほんの一部だけど、私たちはシンプルに"人間"を見つけて、マラウイに癒されたと言ったら身勝手だろうか。
☑️誰かの家にホームステイをするのかわからないってホームステイって、逆にワクワク度増しませんか?ワクワク感が増すホームステイ好きです〜!
ジャカランダの花が咲く春のカスング(ホームステイ先)
☑️こののどかな風景がコタキナバルの都会で暮らしてる私にとっては、綺麗なジャカランダもある癒される風景ですね〜🍃
- 〜食事の準備はここからスタート!〜
Y:スーパーがあるわけではない、特に印象的だったのは肉で鶏は、自分たちでしめていた。
売られていたのがそのままの鶏だった。
ヤギも同じく、ペットかと思ったら「最後あなた達とお別れてするときにしめるからね」と言われてしまった。
🇲🇼マラウイでは、トウモロコシでできたシマという主食や、お米も食べるそうです。
マラウイで見つけた台所
☑️ザ・アフリカな台所ですね〜!
残念ながらコタキナバルではまだ見たことがありません😣アフリカならではの台所でどんなご飯が作られるのか、ワクワクしますね😋
〜ちょっとレア?な言葉の発見🇲🇼〜
Y: マラウイは英語とチェワ語が話されている国で、チェワ語はどんな音なのかもわからなかったから、とりあえずいろんな言語の音を聞いて対応できるようになろうと聞いた。
使える音も知りたかったから決起集会をやったら、「水はなんていうの?』と聞いたら「マジ」と言っていた。コップの水は「マジアクマ」と違う音を言っていた、マラウイに言ってわかったのが、新鮮な水と他の水と完全に分ける必要がある。飲み水は「マジアクマ」と言うことがわかった。沐浴する水は「マジオサンバ」と言う。翻訳ではなく、生きていく上で必要な使い方。
☑️Yさんは以前は英語が通じればいい、英語だけで世界の人と本気で会話ができると思っていたそうで、それをひっくり返すと、チェワ語は意味のないもの、使うことないし、「私には全く関係のないこと」だと思っていたけど、全然そう言うことじゃない、「our language」ですよと言われて重いと思ったそうです。
- Q,2年経った今思うことは?
Y:今感じることは少しずつ変わって、あまりにも違うものが大きかったから気づくのもやっぱり大きい。でもアフリカが特別なことではなって、いつの日もこうやって私たちが話していることも「our language」じゃん、頭の中で翻訳もしてないじゃん、普通にやってることなんだなぁ、特別なことではないんだなぁって思う。
マラウイの夕日
☑️コタキナバルの夕日と負けないくらい綺麗ですね〜!🌅
マラウイの夕日も感動する景色なんでしょうね😊
〜マラウイに興味ある日本人へメッセージをお願いします!〜
Y:なんだろうね、求めるメッセージかわからないけど、一個私たちがすごくラッキーだと思ったのは、前もって情報を仕入れて行くんじゃなくて、何にも知らない所へ行ったのね、変な準備をしていかなったから現地で感じていたものが、全て だったのかよかったのかも!
でも知っていればもちろん便利というなことももちろんあって、例えば「風を捕まえた少年」という本があって、舞台が本当にホームステイしたところの近くだったのよ。
実は私のホームステイした家族のパパは学校の先生なんだけど、主人公のウィリアムさんの妹さんの先生だったの。知ってたらもっとそこで、話しが盛り上がっていたし、私たちが行きたい!と言っていれば、もちろんそこに連れて行ってもらえたのね、でも私たちはそんな本全然知らなくてさ、リロングウェの日本大使館を訪問した時、「その街にいらしてたのならあの本のウィリアムさんが〜」と言われたけど知らなくて、ぽかんとなり失礼しましたみたいな。帰ってきてから皆んなで本を読んで「そうだったの?!」みたいな。もちろん私たちは守られてきたからずっと(マラウイでは)ハッピーな面しか見てないけど、その本にはハッピーでない本当に、現実としての生き方、その中で生きて行く人たちの大変さもすごく書いてあったから、私たちが見て感じてきたのはマラウイとは全く違うマラウイがあってそこに、同じ国とは思えないし、それがつい10年前の話しでありえないみたいな感じなんだけど、もし私たちが行く前に、その本を読んでいたらやっぱりその色眼鏡で見てしまったんだろうなってのがあって、純粋に自分の感覚なんじゃなくて、先入観で見てしまうところがすごいあったなっていうのはすごく感じた。
☑️アフリカのマラウイ滞在記〜何にもわからないけど行きたいんです。〜
いかがでしたでしょうか?
いつかマラウイの人たちと交流して、いろんなことを体感してみたいと思うようになりました!
コタキナバルでは台所や湖はマラウイと似たようなのがないので、どんな日常が待っているのか気になりました!
Yさんたくさんの体験談を聞かせてくれてありがとうございました!
本日もご覧いただきありがとうございました!
また次のブログでお会いしましょう〜
ジコモ〜!テレマカシ〜!