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マレーシア・コタキナバル留学記

マレーシアのコタキナバルの小さな学校でグラフィックデザインを専攻してる人の留学記

ラマダン=犯罪?についてマレーシアでの話しを書く

Selamat Pagi !

マレーシアのコタキナバルの大学に留学していたちりです!

 

イスラム教徒の方が行う「ラマダン」をご存知でしょうか?

今年は4月13日(火)〜5月12日(水)までの約1ヶ月間行われます。

ラマダンは日が出ている間(マレーシアだと大体AM4時〜PM6時くらいの間)は断食をしており、飲食をしません。

但し、小さい子供、妊婦さん、病気を持ってる人、旅人、生理中の人はラマダンをしなくて良いとされています。

 

日中のラマダンを終えた後に最初に食べる食事を「イフタール」と呼び、家族や友達などとご飯の時間を楽しむマレーシアではチャイニーズニューイヤー、私が留学していたサバ州ではカアマタンと並ぶくらい、盛り上がる時期です。

 

 

しかし、ラマダンの時期になると外務省から下記のようなメールが届きます。

 

全文は下記のページからご覧ください。こちらは去年送られたメールです。

おそらく今年も似たような内容のメールが届くと思われます。

ラマダン月に伴う注意喚起 | 在マレーシア日本国大使館

 

メールではどんなことが書かれているか、一部だけ抜粋してまとめると

 

●4月24日(金)頃から5月26日(火)頃は,イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード(マレーシアではハリラヤ))に当たります。
●近年,ラマダン月及びその前後に世界中で多くのテロ事件が発生しています。

 

(内容)
1 4月24日(金)頃から5月23日(土)頃(※)は,イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。例年,ラマダン終了後には約3日間(今年は5月24日(日)頃から5月26日(火)頃),イード(マレーシアではハリラヤ)と呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。
ラマダン月の期間は目視による月齢観測に依拠するため,上記日程は直前に変更されることがあります。
 
2 近年,ラマダン月及びその前後の期間に世界中で多数のテロ事件が発生しています(昨年は,インドネシア,フランス,ベルギー等でテロ事件が発生しました。)。特に,イスラム過激派組織ISIL (イラク・レバントのイスラム国)等は,過去,ラマダン月の期間にテロを呼びかける声明を発出しています。
また,最近は,爆弾や銃撃に加えて,車両やナイフなど身近な物を使用して不特定多数を殺傷するテロが呼びかけられています。

 

 

この文章だけ見ると、ラマダン月は犯罪やテロの時期なのか?と思ってしまう方も多いと思われます。

(ラマダン前のツイートを見てると、マレーシアに住んでる日本人はラマダン=テロじゃない!と書いてるのを見かけます。気持ちはめちゃくちゃわかると思うと同時に、在住者がラマダン=テロと思わない理由をもっと広めたらいいのにと思ってしまったことがあるのも事実です。)

 

私が住んでいたサバ州はマレーシアの中でもイスラム色の薄い街で、観光客が多いコタキナバルではラマダンの時期でも飲食店は空いてるお店が多く、ムスリムの友人も私が知る限りほぼ毎日明るい時間も何かしら食べてる子のが多かったです。(私の周りだけとは思いますが.....)

私はムスリムではないし、イスラム色の薄いサバ州の話をしても.....と思い書く機会がありませんでしたが、少しでも参考になれば書く意味やサバ州の話しをする機会になるかと思い書くことにしました。

 

個人的にマレーシアのラマダン時期に住んでいて思った事と、サバ州の過去の様子を書きます。 

 

 

マレーシアのラマダン月は犯罪が増えた、治安が悪くなったと思った事はない

外務省によると、確かに他国では過去にテロや犯罪率が上がっている地域があるのも事実ではあるようです。理由は、食べないこともありイライラしてしまう人がいたり、食べ物を買うお金に余裕がない人がいるからだと推測します。

マレーシアの隣国のインドネシアでは、実際に在インドネシア政府が昨年注意勧告のメールを出しているそうです。(下記のリンクからご覧ください。)

 

在インドネシア大使館からのお知らせ

 

マレーシアに実際に住んでみて、強盗が近くで起きた、増えたなどの話しは聞いた事はありません。地元に住む友人からもラマダンの時期は犯罪が増えると聞いた事はなく、ノンムスリムもいつもと同じように生活をしていましたし、食べなさすぎて怒鳴ってるムスリムも見かけた事はないです。

 

 

マレーシアはそもそもラマダンだからって犯罪率は上がらない

マレーシアは基本的にテロの少ない国で(今のところ)、マレーシア人ムスリムは他国で起こっているようなテロリストを嫌っている人が多いです。(むしろ自分たちもテロリストと見られて迷惑なくらいです。これに関しては日本人よりも思うことがたくさんあるようにも見えました。)

ラマダン月だからといい、犯罪率は上がるわけでも特別下がるわけでもなく、ほぼ同じくらいと友人が言っていました。

常に強盗に合わない、犯罪に巻き込まれないように自分の身は自分で守ろうと言うことです。

 

 

去年(2020年のラマダン)はどんな様子?

去年はコロナウイルスの関係で外に出歩いたり、友達と一緒にハリ・ラヤ・プアサをお祝いすることはできませんでした。

コタキナバルでは簡単なハリ・ラヤの飾り付けを見かけましたが、例年のような派手な飾りは見かけることができませんでした。

去年はムスリムではないマレーシアの人たちから

 

「断食をしたらコロナに感染しやすくなる」

「食べないと感染しやすい」

「食べないとダメ!」(あっこれは一年中言われることでした。)

 

 

など本当なのかデマなのかわからないようなことを言われました。

私は以前から別の体調の問題を抱えていることもあり、ラマダンはできませんでしたが、確かに食べた方が落ち着くし、外国人の立場でコロナウイルスに感染したら大変なことになるだろうと思い、去年はしなかったです。

 

正直、テロよりもウイルスの方が今もですがよっぽど怖いです。

 

 

 

マレーシアのラマダン月は絶対犯罪に遭わない!安全!テロもない!とは言えませんが、ラマダン月に限らず、自分の身は自分で守り、普段からトラブルに巻き込まれないように注意して過ごしましょう。

 

 

ラマダンが終わったらイフタールやハリ・ラヤ・ハジの思い出を書こうと思います!

 

 

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