マレーシアに来たのなら友達の民族&宗教を学ぶべき
※7月頃に書いたブログをずっと放置してたので、殆どは当時書いた時のまま投稿しております。
Selamat pagi !
コタキナバルの小さな大学に留学してたのちりです!
私のクラスメイトMと、とある日に語っていたことを今日は書こうと思う。
これを聞いて、私も共感することがあったので、マレーシアに住んでる日本人に読んで欲しいと思い書くことにした。
Mのプロフィール
マレーシアのサバ州育ちのオリジナルサバハン(サバハンはサバの人って意味です。)
趣味は絵を描くこと、ドラマを見ること(Netflixにどハマり中)、Youtubeも見る
サラワク出身の父はインド系、サバ出身の母は中華系(の中でも客家系)のハーフ、いわゆるチンディアン(チンディアンはチャイニーズとインディアンから由来)
よくヒンドゥー教か?と聞かれるがクリスチャン、しかし勉強したくないとの理由で教会には長いこと行ってないらしい。
日本に行ったら、私の故郷である東京に行き、新幹線に乗り富士山を見て、大阪のUSJにあるハリーポッターのエリアに行きたいと言っている。
Mが日本人に伝えたいこと
Mはたまにマレーシアに住んでる日本人のYoutubeを見ているらしい。しかし、発信していることはクアラルンプールとイスラム教のことばかりと言っていた。
確かにクアラルンプールはマレーシアの中では一番日本人が住んでいるエリアなので情報量も発信する人も多い。マレーシアの国教はイスラム教なので、イスラム教の発信も多いのだろう。
しかし、クアラルンプールを見ただけでマレーシアを知り尽くしてる人が多いとMは言っていた。
「サバ州に来てごらん、サバ州はたくさんの民族と宗教があって、私たちの友達のAとBみたいに100%チャイニーズもいるけど客家系や潮州系がいる、Cのルーツはインドネシアだし、Dはカダザン、私はカダザンやイバンのようなオリジナルマレーシア人ではないけど(インディアンとチャイニーズは大昔移民してきたので)チンディアンもいる。せっかくマレーシアに住んでるのならサバ州に来て欲しい。マレーシアはイスラム教だけの国じゃないよ」
私はこれを聞いてMの言う通りだと思った。
イスラム教の人口が多いし、マレーシアの政治家のトップはほとんどがムスリムなので一番目立つ宗教なのも事実だ。
しかし、マレーシアはイスラム教徒だけではなくキリスト教(宗派もかなりある)、仏教、儒教、ヒンドゥー教、シーク教などたくさんの宗教が存在する。
イスラム教だけを知ってマレーシアを離れるのは確かに勿体無いし、日本ではどの宗教もすぐに触れられる訳ではないはずだ。
私個人的には、「マレーシアに来たのならイスラム教を学ぶべき」は間違えではないが、「マレーシアに来たのなら友達の宗教を学ぶべき」だと思う。
コタキナバルは体感的にキリスト教が多く、モスクよりも教会の方があちこちでよく見かけるくらい身近な存在。
逆に友達の宗教を何も知らないと、友達を傷つける可能性だってある。
この宗教の知識がなくても大丈夫!な宗教はまず存在しない。
友達の宗教を知らないのは失礼に当たるときだってあるかもしれない。
友達の宗教を知ると、新しい異国の友達と会ったとき新たな発見にも繋がり、視野が広がる。
もしマレーシア在住の方でコタキナバルに来ることがあればカダザン、ドゥスン、バジャウ、ルングス、チャイニーズなど様々な民族の文化を楽しんで欲しい。
今は行くことができないが、田舎の教会に行けばドゥスン語やカダザン語でキリスト教の礼拝をすることだってできる。
コタキナバルはバランスよく多民族と多宗教が共存して暮らしている街だと思った。
これは実は首都のクアラルンプールではほぼありえないこと。
マレー半島に住んでいるツイッタラー(殆どがクアラルンプール近郊)は
「マレーシア人は他宗教や他民族に無関心、関わらない、尊重もしていない。距離感を置いて生活している」
と書いてる人を不定期で見かける。マレー半島ではこれは事実だが、コタキナバルは真逆の生活をしている。(できればマレー半島の人は「マレーシア」ではなく、「マレー半島」とツイートして欲しい.....ボルネオ島まで含まれるのはあまりいい気分ではない)
コタキナバルでは様々な民族と宗教の友人達が共存して、1つの部屋で会話をしたり楽しんで楽しい日々を送ることができた。
このような多民族の街が増えたら他の多民族国家も平和な日々を送れるだろうと思った。
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
また次のブログでお会いしましょう〜
Jumpa lagi !
クリックしてね!